麻がら(おがら)
ゼミの活動

麻がら(おがら)を使って紙を漉けるのでは?


お盆近くになるとスーパーの仏花コーナーで見かける「麻がら(おがら)」。
繊維の麻(あさ)は、麻の表皮の内側にある柔らかい繊維部分から採れる繊維の総称ですが、麻がらは、茎の中心部の空洞の周りにある木質部を乾燥させたものだそうで、お盆の迎え火、送り火では、おがらで火を焚いたり、お祭りの松明(たいまつ)にも使われます。
また、合掌造りの屋根に使われたり、細かく粉砕してプラスチックの代用品としても用いられています。
現在は主に繊維用ヘンプが用いられていると思います。

これを使って紙を漉けるのではないかと思い、2週間ほど水につけておいたのですが、堅い!!さすが木質部。
しかし割れたところがほぐれて、細くて柔らかい繊維が見えているではありませんか!

麻がら(おがら)

和紙作りで材料を叩いて柔らかくする打解・叩解の工程に倣って、今回はいきなりミキサーに掛けず、木槌(きずち)を使って30分ほど叩いてみたのですが、あまり柔らかくなりませんでした。でも指でほぐすとばらばらになるくらいにはなっています。
しかしこのまま叩き続ければ良いのか…うーん

麻がら(おがら)