今度はパセリで手漉き紙にチャレンジ
ゼミの活動

今度はパセリで手漉き紙にチャレンジ


前回大西秀夫著「どんな草でも紙になる」(大日本図書 1996年発行)を参考に、前回はオオウシノケグサ(たぶん)で紙漉きをしてみましたが大失敗。今回は薹が立ったパセリの茎を使ってチャレンジしてみました。

前回の反省から、堅い皮を剥いてから洗剤を入れて煮たものの、思ったほど柔らかくならず、ミキサーで粉砕しても大きな硬い繊維が残ってしまいました。

今度はパセリで手漉き紙にチャレンジ

でも細くて柔らかい繊維が沢山取れたので、これでも前回よりは色も白くなり、少し良くなったのですが、まだまだ字を書けるような紙には程遠い。

今度はパセリで手漉き紙にチャレンジ

今度はパセリで手漉き紙にチャレンジ

ゼミ生からは、すり鉢で細かく砕いたらどうかというアイデアも出ましたが、細くて柔らかい繊維だけを取り出す良い方法はないかなぁ~。

と考えていたら、NHKアーカイブに素晴らしい動画を教えてもらいました。
NHK for School「手すき和紙のできるまで」

繊維を取り出したら叩いて柔らかくするんですね!
この工程を「叩解」(こうかい)というそうです。

【叩解は、長い繊維を細かく分解する作業です。叩解が不十分だと肌理の粗い紙になります。】チリ取りの済んだ繊維をソフトボールほどの大きさにまとめ、水を軽く絞ります。 たたき台に乗せます。 バイというカシの木の角棒で丹念に叩きほぐします。 ときどき向きを変えながら、繊維が綿のように細かくなるまで叩きます。 これで紙を漉くことができる状態になりました。手漉き和紙工程|豊田市小原和紙のふるさと

次回はこの叩解の工程を取り入れて柔らかい繊維を作ってみようと思います。