東京タイプディレクターズクラブ展2017に行ってきました #TDC #ddd
東京タイプディレクターズクラブ(東京TDC)は、文字表現を中心にした国際的なデザインの研究、フォーラムやイベント・展覧会の開催、教育事業を行っている団体です。
そして、今年の東京TDC賞受賞作品の展覧会が、東京gggギャラリーと京都dddギャラリーで開催されました。
そして、今年の東京TDC賞受賞作品の展覧会が、東京gggギャラリーと京都dddギャラリーで開催されました。
タイプグラフィを中心とした表現を集めると、本当にいろいろな文字の表現がありますね。
ということで、記憶に残った素敵な作品をご紹介します。
■ TDC賞「記憶のステッチ」
大坪メイ
東京造形大学の卒業制作で記憶と記録をテーマに制作された作品だそうです。作者が生まれた日の新聞をクロスステッチで表現した巨大な刺繍作品でした。
■ RGB賞「夜は」
藤田すずか + 宇野由希子
3次元の空間にひらがなが浮かんでは消えていく映像作品。現れた文字が回転すると、文字に奥行きがあることが分かり、文字として読める一瞬の儚さが、ひらがなの持つ繊細な特徴を良く現していると思いました。
「ロゴタイプの拡張」
下浜臨太郎
21_21 design sight「デザインの解剖展」に出展されて話題となった「明治おいしい牛乳」の積み木。商品のロゴが再構成されておかしな言葉に発展していく面白さが、見ているだけで伝わってきます。
HIN アーツ&サイエンス
葛西薫
京都二条通にオープンしたオリジナル商品やインポート、生活雑貨のお店「HIN アーツ&サイエンス二条通京都」のグラフィックワーク。大きさの違う箱全てが、繊細で品のお店の表現になっていると感じました。
■ グランプリ「David Bowie Blackstar Cover Design」
Jonathan Barnbrook(ジョナサン・バーンブルック)
TDC賞2017グランプリは、2016年に亡くなったデビッド・ボウイのアルバムカバーデザイン。5つの欠けた星がBOWIEの5文字を表していると思わせるようで、顔も文字も一切使われていない大胆なデザインはさすがです。
「0 tomato Parco」展覧会・イベント、キャンペーン
Tomato – Applied Art & Design
世界的に活躍するデザイン集団Tomatoの結成25周年を記念してPARCOで開催された展覧会のグラフィックワーク。五十嵐威暢氏がデザインしたPARCOの文字を再構築して渋谷PARCOの壁面を埋めた作品。はっきり言ってずるい!(笑)
東京タイプディレクターズクラブ
文字を中軸とした表現ってロゴデザインだけじゃないんですよね。読むだけじゃなく、その形や大きさ、メディアによって意味以外のことも沢山表現できる文字。東京TDCが発信する情報はこちらからどうぞ。