「指を置く」展ddd
ゼミの活動

dddギャラリーで「指を置く」展(佐藤雅彦+齋藤達也)トークを聞いてきましたっ☆


こんにちは!
3回生の野田なのだっ!(・я・`)

先日、大阪難波にあるdddギャラリーで開催されている
「指を置く」展に行ってきました!
この日は佐藤雅彦さんのトークもあるということで聞いてきました!

「指を置く」展 佐藤雅彦+齋藤達也 dddギャラリー
2014年03月12日(水)~2014年04月26日(土)
開館時間:11:00-18:00(土曜は18:00まで)
休館:日曜・月曜・祝日

この展覧会では、指を置くと解釈が変わるというグラフィックが展示されています。
会場では実際に指を置いて楽しむことができます。

指を置く展
たしかこんな感じの絵だったと思う・・・

例えば、絡まった電線の先に電球があり、
ひとつが点灯している絵があったのですが、
絵の下にある線の端に指を置くと、何故か自分の指が点灯させたように感じます。

逆に、ひとつだけ電気が消えている絵のものは、自分が消したように感じます。

指を置く展
イワシのはたとえ話で出てきたのを描いてみました。板の穴から顔を出してる絵は、こんな感じの絵が解説に描いてあって、すごくナットクしてしまいました。

佐藤さんは、お互いに齟齬(そご)がなくなることを目指して、
「どう表現すれば伝わるのか」を研究されているそうです。
これはデザインの仕事の中で一番重要なことなのではないかと思いました。

中でも印象的だったのは、自分を認識するというお話でした。
魚にも世界は見えていますが、魚は自分の姿を客観的に見ることはありません。
そのため魚には「世界はあるけれど自分というものはない」のだそうです。

指を置く展
こんな感じの絵も解説に描いてあったけど、それすごく分かる~!

人は自分の手で物を触ったり掴んだりして
自分が世界に関与していることを観て感じることができます。
世界に関与することで自分自身、自分と世界という認識が生まれ、
他人事であったものが自分事になるんだそうです。

私たちがテレビや映画を視聴するときは、
例えば映画館のように部屋を暗くしたり、静かにしたりして、
自分自身の存在までキャンセルして没入できた方が楽しめると思っています。

しかし「紙」というメディアに自分の「指」という自分自身を関与させることで
そこに新たな表現の可能性を感じました。

トークを聞いた後、もう一度見て回りました。
聞く前は「楽しいな」ぐらいにしか思いませんでしたが
他人事であった世界が自分事になる面白さを感じながら
グラフィックに指を置きました。

会場の最後の方には紙以外の素材でも「指を置く」があります。
是非、自分事になる世界を楽しんでください。

会期は今月の26日までとなっています!
以上、野田でした!