シャッタースピードと絞り
デザインTips

絞りとシャッタースピードの組み合わせで何が変わるの?


絞り値を大きくすれば光を取り込む穴が小さくなるので、シャッタースピードを遅くすれば適正露出を得ることができます。
逆に、絞り値を小さくしてシャッタースピードを速くしても適正露出にすることができます。
適正露出を得る絞り値とシャッタースピードの組み合わせは何通りもあります。
しかし、この組み合わせの違いで見え方に大きな差が出ます。

ピントを合わせた位置に対して、その前後のピントが合っているように見える範囲を「被写界深度」(ひしゃかいしんど)といいますが、一眼レフカメラでは、絞り値を変えることで、被写界深度をコントロールします。

絞り値を小さくすると、被写界深度が浅くなり、ピントを合わせた距離以外は画像がボケます。視線を集中させたいポイントを作りたい時に向いていますね。

逆に絞り値を大きくすると、被写界深度が深くなり、ピントを合わせた距離以外の手前も奥もピントが合います。

前後の被写体全てにピントが合っている必要があるような場合、例えば、集合写真を撮る際には被写界深度が深くないと最前列の人しかピントが合っていないということになりかねませんね。