イイ感じの写真を撮るテクニック|スマホで料理の写真を美味しそうに撮るコツは?
スマホでランチの写真を撮影する際に、いくつかのことに気をつけると美味しそうに撮ることができます。
写真がきれいに写る最も重要なことは「光」ですが、まず最初はその光について見ていきましょう。
1.光がどちらから当たっているか
Googleの画像検索で「おいしそう 料理 写真」とキーワード検索すると、プロが撮影した料理の写真がずらりと出てきます。
美味しそうだと気を取られずに、料理や皿の影がどこに出ているのか見てみましょう。
ほとんどの写真で、影は斜め手前に出ているはずです。
つまり光は斜め後ろから来ているということです。
普段私たちが良いと思っている写真を撮る時の光の向きは「順光」です。
正面から光が当たるので、全体が明るくなり、影は出にくくなります。カメラのフラッシュをONにしても同じですが、強い光が当たって反射が目立つこともあります。
反対に「逆光」だと、顔が暗くなったりするので良くないと思っています。
2.レンズの圧縮効果を利用する
もうひとつのポイントはカメラの距離です。
スマホのカメラのズーム機能を使うと、できるだけ広い範囲を撮影したり、少し遠いものを拡大したりできます。
「広角」と「望遠」では写りに違いが出ます。広角(ワイド)で撮影すると、遠くのものはより遠くに見え、望遠(テレ)で撮影すると、遠くのものと近くのものの差が縮まって見えます。
これをレンズの圧縮効果といいます。
イイ感じの写真を撮るテクニック「レンズの圧縮効果」を使って「スカスカ」を「ギュウギュウ」に表現してみよう https://t.co/lK0wdLzlED
— kuralab.ヴィジュアルデザインゼミ (@kuralab_project) 2016年11月23日
ではこの2つのポイントに気をつけて、学食のランチを撮影して比較してみましょう。
蛍光灯の下で撮影
全体が明るいですが、立体感がなくのっぺりとした印象です。
ワイドで撮影したので全体が写っていますが、料理や皿の間が広く感じられ、沢山あるのに少なく見えます。
フラッシュをオンにして撮影
真正面からの光が料理や皿の周囲に縁取りのような影を作っています。
半逆光で撮影
斜め手前に影が出ている位置で、少し離れてズームを「望遠」にして撮影しました。料理の間が狭まり、沢山あるように見えます。また明暗の差がついて立体感が出ています。
直射日光が当たらない日陰の窓際で撮影するのが良いでしょう。