【大阪電気通信大学関係者限定】ロシアと日本、アニメーション界の2大巨匠による夢の特別講義が実現!特別講義「ユーリー・ノルシュテイン×高畑勲」

「やっておけば良い」というようなものはない!「ユーリー・ノルシュテイン×高畑勲」ロシアと日本、アニメーション界の2大巨匠による夢の特別講義が開催されました



ユーリー・ノルシュテイン「アニメーションの神様、その美しき世界」
2016年12月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開!
監督生誕75周年を記念し、代表作6本を2Kスキャンにて修復
驚きの画質・音質で蘇った作品を、世界に先駆けて一挙初上映!
http://www.imagica-bs.com/norshteyn/

実はこの作品の公開に先立って、2016年11月2日に大阪電気通信大学四條畷キャンパスで上映会と特別講義が開催されました。


「やっておけば良い」というようなものはない

高畑監督によるノルシュテイン監督の作品紹介のあとに4本の作品が上映され、その後、高畑監督とノルシュテイン監督の対談を聴くことができました。

対談後の質疑応答の中で、とても印象に残った言葉がありました。

会場からの質問「自分が学生の頃にやっておけば良かったと思うことはありますか?」

ノルシュテイン監督「私は今も学び続けています。学ぶことがなくなってしまったら人生は空虚なものになるでしょう。毎日聞いているような朝の鳥のさえずりの中にも、ある日気づかなかった音があることに気づきます。

「話の話」(1979年/29分)は37歳の時に作りました。作品には私の人生の哲学や思想がすべて入っていて、それらが小さなところにも宿っています。若い頃に作った作品より今作っている作品の方が良いなどと比べることはできないし、また古くなるものでもありません。ですから「やっておけば良い」というようなものはありません。

科学技術には進歩がありますが、芸術にはありません。例えばジオットよりピカソの方が優れているということはないのです。子供に対して優しく接することは今も昔も変わらないでしょう。普遍なのです。」

私たちはよく「これでいいですか?」とか「とりあえずやっとけばいいんじゃない?」という会話をしてしまいますよね。

勉強でも仕事でも、最初から最後まで全部やらずに、できるだけ効率よく、必要最低限のことだけに絞って、そしてできるだけ楽に終わらせようとしてしまいますよね。

ノルシュテイン監督のアニメーション作品は、とても長い時間と手間をかけて創られていて、楽に終わらせようというような気持ちでは到底作れません。監督が自分の人生の中で気づいた真実なんだと感じました。

ノルシュテイン監督は現在75歳(2016年時点)。1981年以来制作中と言われている『外套(がいとう)』もきっとそんな時間と手間と、学び続ける人生哲学が詰まった作品になるのでしょう。

ユーリー・ノルシュテイン「アニメーションの神様、その美しき世界」
【上映作品】全6作品合計80分・DCP・カラー・モノラル

『25日・最初の日』(1968年/9分)
『ケルジェネツの戦い』(1971年/10分)
『キツネとウサギ』(1973年/12分)
『アオサギとツル』(1974年/10分)
『霧の中のハリネズミ』(1975年/10分)
『話の話』(1979年/29分)

監督:ユーリー・ノルシュテイン
1941年ソ連生まれのロシア人アニメーター。切り絵を用いた緻密な作風で知られ、アート・アニメーションの神様的な存在。日本でも高畑勲監督が解説本を出版するなど、世界中のアニメーターからリスペクトされている。10月来日予定!

YouTube IMAGICATVさんより)


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