Fusion360入門 回転体でコマを作る
3Dプリンタで出力する造形データを作るには、パーツの寸法をきちんと制御しながらモデリングする必要があります。
寸法をきちんと入力しながら設計していく3Dソフトが3D CADです。
Fusion360はクラウドベースの3D CADソフトウエアです。
基本コマンド「回転体」
Fusion 360の基本的なコマンドを使ってコマを作りました。
回転体とは、断面となる平面を回転軸を中心に360度回転させてできる形のことです。
回転体は、3DCGの基本のモデリング方法で、コマやワイングラスのような形状をモデリングする際には必ず使います。
溝に注意!
横方向に溝を付けると、サポート材が抜けなくなる場合があります。
こんな風に、細い溝にサポート材が入ってしまうと取るのが大変…
3Dプリントする向きに対して横方向に溝をつけた場合、溝の天面を支えるために自動的にサポート材が入りますが、小さな溝の場合は綺麗に除去できない可能性があります。
モデリングする際に、サポート材が除去しやすいかどうかも考慮しましょう。
みんなでトーナメント戦!
今回は受講生のみんなのオリジナルのコマでトーナメント戦をしました。
コマのサイズは全日本製造業コマ大戦のルールに従い、土俵も公式のものを使用しました!
でも中にはちゃんと回らなかったコマも…。
PCの中だけでは実感できない軸の太さや回しやすさなど、実際に出力して初めて「あ…これ無理やん…」と理解するというのも大事な勉強ですよね〜。
それにしても、シンプルな遊びは何度やっても飽きないですね〜〜。
こちらはデザイナーのチャールズ・イームズが1970年代に作ったコマのコレクションの映像作品。
いろんなコマをデザインして回してみたくなります。奥が深い〜。