外国人観光客に「温泉の入り方」を伝えるにはどうしたらいいの?その6
こんにちは。kuralab.4回生の野田です。
今日は温泉でほっこりしてきました~!(ノ)´ω`(ヾ)
大学の近くにある「畷の里温泉」に行ってきました。
なんと四條畷市にある天然温泉なんですよ!!
大阪府四條畷市の天然温泉「畷の里温泉」
大阪府四條畷市砂二丁目18番18号
http://nawate-onsen.com/
と言っても遊びに行ったのではなくて、
私が作ったデザイン案を
こちらの店長さんに見てもらおうと伺ったのです!(`・ω・´)ゞ
まず、これをデザインした経緯を聞いて頂いてから、
デザイン案を見ていろいろな意見を聞かせて頂きました。
「体を洗ってから浴槽へ」というピクトグラムは、
ISOの案内図記号使用のガイドラインに沿って、
規格にあるピクトグラムを組み合わせました。
(※ 規定内で組み合わせて使用する事が可能です)
公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団
標準案内用図記号ガイドライン
http://www.ecomo.or.jp/
「タオルを浴槽に入れないで」というピクトグラムは、
ISOの「禁止」を表すNoのマークに
「お湯に漬かってタオルで体を洗っている人」の絵を
オリジナルで作成して組み合わせました。
できるだけ公共性のあるデザインから外れずに
考えてみようというのが今回の主旨です。
ガイドラインによると「文字による補助表示が必要」
というラインに入っていると思うので、
中国語をメインに補助表示も追加しました。
実際に見て頂きました
さて、店長さんによると、四條畷でも
最近、中国人のお客さんが増えているそうで、
他にはタイ人のお客さんもよくいらっしゃるようです。
でもマナーについては、外国人だけでなく、
日本人にも見てもらいたいとも仰っていました。
まず最初にお見せした
「体を洗ってから浴槽へ」というピクトグラムについては
「脱衣所にまとめて貼るのではなく、
入り口など必要な場所に掲示できたら助かる」
と言って頂きました。
また次にお見せした
「タオルを浴槽に入れないで」というピクトグラムについては、
「浴槽に入る時に目に入る正面の壁やガラス面などに貼ると
ぱっと目に入って気づきやすそうだ」
という感想を頂きました。
そして、デザイン案をとても気に入って頂けて、
「できたら使わせてほしい」と言って頂けました!!!
やったあーー!!!ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
ということで、会社の方々と相談してくださるそうで、
デザイン案を店長さんに預けてきました。
お話をした後、実際にお風呂に入って、
外国人観光客の気持ちになってもう一度考えてみました。
まず、浴室に入ったすぐのところに「掛け湯」があり
「かけ湯をしてからお入り下さい」
と日本語で書かれたプレートが貼ってありました。
これは日本語が読めない人は無理ですね。
「体を洗ってから浴槽へ」のピクトグラムは、
ここに貼っても良さそうだなと思いました。
それから、次のような注意書きが貼ってあったのですが、
全て日本語だけで書かれたものでした。
「段差に注意」
「しめきり」
「滑らないようにご注意ください」
「ここで髪染めをしないでください」
「ここで洗濯をしないでください」
「食べ物や飲み物の持ち込みは禁止です」
「撮影禁止」
「禁煙」
よく考えたら、これらはみんな、
観光地でもよく見る注意書きですね。
そして、殆どは既にISOやJISにピクトグラムがありますよね!
ということで、こういうピクトグラムをまとめておけば
必要なところで必要なものを使ってもらえるのではないでしょうか。
海外でも使われているものなので、
外国人観光客の方も、すぐに理解できるはずです。
こんなプレートをどの温泉にも共通で設置しらどうでしょうか。
「洗濯禁止」と「髪染め禁止」は私なりに作って追加してみました〜。
危険防止の注意書きも、JISのものがそのまま使えそうですよね!
さて次回はそろそろ最終回。(たぶん)
設置例やオリジナルのデザイン案も
できたら紹介しようと思います!