実践!アイデアを伝えるスケッチの描き方
京都の老舗のお菓子問屋として有名な青木光悦堂さんにお勤めの卒業生の先輩からゼミにデザインのご依頼をいただきました。
関西の方なら、社名が書かれた赤いラベルの懐かしめのおせんべいや焼き菓子などをスーパーのお菓子コーナーでご覧になったことがあるかもですね。
その青木光悦堂さんが「高齢者施設へのお菓子(おやつ)の月間宅配サービス」を最近始められ、このたび「カシデリ」(お菓子のデリバリーサービスの意)という新事業として立ち上げることになったんだそうです。
高齢者施設へのお菓子(おやつ)宅配サービス【カシデリ】高齢者施設のお年寄りの方でも食べやすい、やわらかいお菓子(おやつ)を揃えております。
そこで、このサービスのロゴをゼミで考えてみませんか?ということでご依頼をいただきました。
自分のためではなく、伝えるためのスケッチ
お菓子のデリバリーを「お菓子が自分で歩いてくる」と解釈して、いろいろなお菓子のキャラクターが宅配スタッフの帽子をかぶって歩いてくるキャラクターを提案したところ気に入った!とお返事をいただきました。
自分のノートに描くスケッチは自分の好きなように描けばよいと思いますが、人に見せるスケッチを描くときにはほんの少し工夫が必要です。
大きく、太い線で描く。大事なところに色をつける。
絵の上手い下手に関わらず、すばやくアイデアを共有して「これを作りたい」「これを実現したい」と思うチームを作る方法としてのアイデアスケッチの描き方を提案しているのがこちらの本「アイデアスケッチ ―アイデアを〈醸成〉するためのワークショップ実践ガイド」です。
実はゼミ生は全員シャープペンシルでスケッチ描いていました。これだと薄くてよく見えません(↓の左の画像)。
実は他にもゼミ生が案を出していたのですが、すべてボツになりました。
もしかすると原因は単に『薄くてよく見えなかった』ということだけかもしれません。
ということで2018年10月末にオープンしたばかりの京都山科の配送センターに設置された看板を見に行ってきました。
名刺にはスタッフさんごとに違うキャラクターを使っていただいています。