初めて日本の暮らしを体験する外国人観光客にもひと目で伝わる案内を!
岐阜県高山市に2016年8月にオープンした宿泊施設「SORA-AMA HOSTEL」さんのロゴデザインをゼミでさせていただきました。
「そらあま」とは、岐阜県飛騨地方の伝統建築として有名な「合掌造り」の3階部分を意味する言葉だということで、「A」の形を合掌造りの屋根に見立てて、窓を開けたようにしたデザイン案を気に入っていただきました。
→ 合掌造りとは – 白川村役場
実際に看板が出来上がってみると建物の色と対照的なコントラストがあって、目に入りやすいと言って頂けました。
そして、館内ピクトグラムの制作をさせていただける事になりました!
この宿泊施設は、実は外国人の観光客をメインターゲットにしているのですが、畳の和室があったり、入り口で靴を脱いだりと、初めて日本の暮らしを体験する外国人観光客の方にはちょっと分かりにくい日本の生活文化が採用されています。
問題点の可視化
今日のゼミでは、「立って用を足す時は便座を上げてください」と「布団の敷き方」のピクトグラムについて意見交換をしました。
現在、ゼミの3年生がデザイン上の問題点を整理しているところです。
布団は床に敷いてあるので、布団を真横から見た図よりも斜め上から見下ろしている図の方が分かりやすいのでは、というアイデアなど、いろいろ出てきています。
問題点を可視化することも、チーム内でデザインの意図を共有するのに役立ちます。このような作業を積み重ねて、外国人にもひと目で伝わる案内を考えようと思います。