レーザー加工
デザインTips デジタルものづくり

データを色分けしてレーザー彫刻で濃淡を表現!


レーザー加工機には「彫刻」と「カット」のモードがあり、通常は「スピード」と「パワー」の調整でそれぞれの設定をしています。

実はデータを少し工夫すると、色々な加減で加工することが可能です。

LaserData

こんなふうに、R、G、Bの3色に色分けしたデータを作成してみます。

EpilogLaser

次に、レーザー加工機の出力設定で、色ごとに「スピード」と「パワー」を設定します。あまり微妙な差は表現できなかったので、今回は極端な差をつけてみました。

  • R スピード20%、パワー100%
  • G スピード50%、パワー100%
  • B スピード100%、パワー50%

この設定では、Rから順に出力されます。

ここ重要-マスキング

材料のMDFは水に弱いので、加工後に水洗いしたりすることができません。そこで、加工前に表面全体をマスキングテープで覆い、ヤニの付着を防いでいます。

EpilogLaser

一番最初に出力される色を一番強い出力にしていますが、これはマスキングが彫刻されるたびに燃えて消失するので、多くの煙が出る出力を先にしている訳です。

この他にも「周波数」「焦点距離」の調整もできるようですが、徐々にやっていこうと思います^^;

レーザー加工

このようにして、3段階の濃淡を表現することができました。

メイカーズバザールvol.5に出展していた「飛鳥おもいで堂」さんのレーザー彫刻は超絶です!微妙な凹凸をレーザー彫刻で表現しています。

リンク→ 飛鳥おもいで堂

基本的には同じような方法で彫刻しているんだと思いますが…データがものすごく細かいと思われます…あと、加工する木の材質でも違いが出そうな気がします。