レーザー加工機で木版画の版木制作にチャレンジ!(失敗編)
京都精華大学 芸術学部 メディア 造形学科 版画コースの北野 裕之先生の論文を参考に、レーザー加工機を使った木版画の版木制作にチャレンジしています。
リンク↓
『現代版画技法、レーザー・エングレービング版画の試み』(PDFファイル)
加工は、このところお世話になっているFABLAB北加賀屋さんにて
レーザー加工機をお借りして、まず作ってみたテスト版がこちら。
レーザー照射のスピードとパワーを調整して
切断するのか彫るのかをコントロールするのですが、
テスト版ではスピードが早く、パワーが低かったので彫りが浅くなり、
印刷してみるとこのように図以外のところにもインクが付いてしまいました。
2回目の版木は少し深めに改良
2回目は、パワーを上げてスピードを落とし、掘りを深くしました。
また、全体を彫るのではなくて、必要な部分だけ加工して、
加工時間を節約してみました。
さて印刷してみます
印刷には和紙を用いますが、まず軽く湿らせた新聞紙に挟んでおきます。
これによって、インクが紙によりしっかり早く染み込むようにします。
このコツは、和紙を買いに行った東急ハンズの店員さんが教えてくれました(^-^)
ローラーでインクを乗せるのではなく、
必要な部分にだけ筆でインクを乗せることにします。
このやり方は武蔵野美術大学出版局「新版・版画」を参考にしました。
で、印刷してみると…
がーーーーーーーん!!!!
レーザー加工機で焼いた「ヤニ」が着いてしまってる…
パワーを上げたせいで、木の焦げが多くなり、
これがインクに混じって着いてしまうんですね…号泣
これはもう材料をシナベニヤ板ではなくて、
ゴム版とか樹脂系にした方が良いのかもしれません。
卒研発表までに間に合うように何か解決策を早く見つけなくては〜!(>n<)
つづく