brother(ブラザー) #刺しゅうミシン FE1000で「お守り袋」を作る!(その1 データの準備編)
刺しゅうミシンは、パソコンで作ったイラストや写真を刺しゅうできるミシンです。
刺しゅうされたものは、画面や紙の上で見るのとは違う、
質感や手触りがあってとても魅力的ですよね。・:*:・(´▽`)ウットリ・:*:・
1.刺しゅうデータの準備
このページではまず、brother刺しゅうミシン用の刺しゅうデータを作れる
「刺しゅうPRO NEXT」を使ったデータの準備をご紹介します。
「刺しゅうPRO NEXT」ベクターデータを読み込めるので、
デザインのベースはAdobe Illustratorを使いました。
イラストレータで作ったデータは、
「ファイル」→「書き出し」から
「WindowsMetafile(wmf)」形式を選んで書き出してください。
イラストレータで「線の太さ」を設定しても
「刺しゅうPRO NEXT」で開くと、太さのない線になっていますので、
線の太さや設定は「刺しゅうPRO NEXT」側で行います。
2.データを調整するポイント
ここでのポイントは、どの順番で、どの方向に刺しゅうするか、です。
例えば、このように3本のラインを刺しゅうする場合、
まず1番目のラインを縫うと、
ふつうに考えれば針が2番目の先頭まで戻りますよね。
このとき、1番目の終わりから2番目の頭の間に
縫っていない糸がナナメに渡っていっていますよね。
これを「渡り糸」と言います。〆(._.)メモメモ
この渡り糸があっちこっちにいく縫い方だと、
刺しゅうしている間に、
模様の中にいらない糸を縫い込んでしまったりします。
そこで、例えば2番目のラインを「縫い順」パネルで選び、
「レイアウト」から「左右反転」を実行すると、
このように、2番目のラインの先頭と終わりが入れ替わり、
渡り糸が絵柄の中を横切らなくなります。
このようにして、できるだけ渡り糸が模様の中を
行ったり来たりしないようにしておくと、
あとで刺しゅうをする際に作業が楽になりますよ。
今回のお守り袋の刺しゅうデータも、
渡り糸があちこちに行かないように、
縫い順と向きを先に調整しておきました。
修正前↓
修正後↓
さあ、いよいよ次の記事では実際に刺しゅうミシンで刺しゅうしてみますよ!
brother 刺しゅうPRO NEXT