レーザー加工機の初体験と「自分で判断する力」のトレーニング
今週のゼミでは、初めてレーザー加工機を使うメンバーを対象に、基本操作と加工データ作成のレクチャーを行いました。テーマは「自分の身体を定規にする」。
学生たちは、自分の手を広げたときの全幅や、親指の幅を0.1mm単位で測定。ノギス(精密測定用具)を使うのも初めてで、目盛りの読み方に戸惑いながらも、一人ひとりが自分の「身体の寸法」をデータに変換していきました。
測定した寸法に基づき、MDFの板を使ってレーザー加工を実施。手の幅や指の長さを刻んだオリジナル定規を制作しました。
完成したものを見て、「思ったより大きかった」「数字を間違えていた」といった声が…。
これまでなら「先生、これでいいですか?」と確認を求める場面も多かったところですが、このプロセスは、卒業制作に向けた大事なステップでもあり、「なぜうまくいかなかったのか」「どこで間違えたのか」を自分で振り返る姿勢が大事です。
言われた通りに完成させることよりも、自ら判断し改善する「思考の癖」を身につけることを目的としたトレーニングとして、今後も継続していきます。