おおさかATCグリーンエコプラザの見学を実施しました
大阪環境産業振興センターおおさかATCグリーンエコプラザは、大阪市住之江区のアジア太平洋トレードセンター11階にある常設の環境展示場で、環境保全活動に関係する企業が出展し、環境学習の提供やセミナー、企業の製品展示、CSR(企業の社会的責任)活動の報告などを視聴・体験できる施設です。
卒業制作に向けて、テーマの絞り込み、展示方法のヒントなどを求めてゼミで見学を実施しました。
当日は、施設のスタッフさんがツアーを実施してくださったので、詳しく知ることができました。
大阪環境産業振興センターおおさかATCグリーンエコプラザ
- 所在施設: アジア太平洋トレードセンター(ATC)
- 所在地: 〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1−10 ATC ITM棟
- → GoogleMaps「おおさかATCグリーンエコプラザ」
壁掛けできるおしゃれなトイレ?
最初に訪れた環境防災ゾーンでは、災害時の水の確保や色々な携帯トイレを見せてもらいました。
普段、防災グッズは棚の奥や物置にしまいがち。いざという時にさっと持ち出せるかが課題ですが、こちらの携帯トイレはおしゃれなイラストのパッケージで、玄関のインテリアとして飾っておけるというアイデア。これなら避難時にさっと持ち出せそう!
捨てればゴミ、使えば資源
循環型社会形成推進ゾーンでは、株式会社ダスキンの取り組みを説明していただきました。
たしかに、モップやマットなど、掃除道具のレンタルシステムを日本に定着させたダスキンは、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を最も古くから取り組んできた企業ですね。
この使い捨ての容器や食器は、さとうきびの搾りかす「バガス」で作られているので、紙と比較すると耐水性・耐油性に優れ、土に埋めてもバクテリアによって分解され土に還るメリットがあります。
ボルネオ島の森林減少の原因は…
エコマークゾーンでは、ヤシの実洗剤で有名なサラヤ株式会社の取り組みを紹介していただきました。
ボルネオ島は、なんと日本の2倍の面積を持つ、世界で3番目に大きな島です。かつてはそのほとんどが原始の時代から続く熱帯雨林に覆われていたそうです。それが国策で持ち込まれたパームヤシの栽培のために切り開かれ、大地の乾燥が進んだことで大規模な森林火災が頻発するようになり、これによって、オランウータンの生息地が破壊されたことで、オランウータンは近絶滅種になってしまいました。
同社は、洗剤などの原料となるパームヤシから採れるパーム油の持続可能な生産と利用を促進するRSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil)の認証を取得し、商品の売上の1%をマレーシア・ボルネオ島の野生動物や失われた熱帯雨林の保護活動に協力しているそうです。
大阪万博で見れる!海洋プラスチックゴミの掃除ロボ
日本近海で採取した海を漂うプラスチックごみ。色々なものが浮いているんですね。
これがマイクロプラスチックにまで分解されると、色々な生物に取り込まれることになります。
大阪万博の会場の一部が海に張り出す設計なんだそうですが、万博開催期間中、ここで海洋プラスチックゴミを自動で収集するロボットが実演をするそうです。
決められたコースを周遊して、ゴミを自動で集める小型ロボットだそうです。
会場の対岸が実は大阪万博開催予定地で、今まさに建設中という風景を特別に見せてもらいました。この左手のサークルの下で、海洋プラスチック収集ロボの実演が行われるということですね。楽しみです。
万博の大屋根(リング)が見える〜!